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【公務員試験】絶対に知っておくべきオススメ筆記・面接対策

 

  • 公務員試験の科目や難易度が知りたい
  • 情報がありすぎて
  • 試験勉強を継続できるか不安になる

 

公務員試験は、多くの人にとって難易度の高い資格試験の1つです。そのため、合格するためには十分な準備と学習が必要です。

 

公務員試験に合格するための準備として、「情報収集」「予備校選び」「戦略・計画の立案」がとても重要です。十分な準備をせずに学習を始めると失敗してしまう可能性が高まります。

 

この記事では、試験対策の始め方からおすすめの対策方法まで4ステップにわけて解説しています。

 

この記事を最後まで読めば、公務員試験に合格するためにいつ何をすべきなのか分かります。

 

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本記事は「国家一般職」「地方上級」を志望する人向けです。

 

 この記事を書いた人
  • 1996年生まれで1児の母
  • 夫が国家一般職・国立大学法人内定、裁判所事務官・国税専門官一次合格
  • 夫の受験経験から得た知見をもとに当サイトを運営中

 

 

公務員試験に合格する4つの手順

STEP
情報収集をする

試験の全体像や試験までのスケジュールについては正確な情報を入手してください。

STEP
予備校の講座を申し込む
勉強のモチベーションを維持しやすい環境が手に入るため、予備校の講座を使うのがオススメ。
\予備校で手に入るもの/
  • 1年ほど一緒に勉強する仲間
  • 勉強に集中できる学習室
  • 卒業生の合格体験記
  • 過去の受験生が残した面接情報 etc.

独学は孤独で挫折する可能性が高いため、オススメできません。

STEP
戦略・計画を立てる
  • 志望先を3〜4つに絞る
  • 教養7割・専門8割を目標にする
  • 第一志望に合わせて捨て科目を決める

あくまで第一志望を最優先で、いつからどの科目を勉強するのか事前に決めておくといいでしょう。
STEP
試験対策を始める
専門・教養試験では配点が高い科目を優先的に勉強するのがオススメ。

論文対策は年明け頃から、面接対策は直前期から始ましょう。

それぞれの対策方法は後ほど解説します。

 

【Step4】試験対策を始める

いよいよ勉強を始める準備が整いました。

公務員試験では科目ごとに配点が違うため、配点が高い科目を優先的に勉強しましょう。

 

  • 配点が小さい科目は後回しでOK!
  • 初めは配点が高い科目の完成度を上げる

 

公務員試験の出題ウエートは「教養試験:専門試験=1:1〜2」なので、まずは専門試験を重点的に学習してくださいね。

 

【Step4-1】専門試験

憲法民法行政法」「ミクロ経済学マクロ経済学」から優先的に勉強してください。

 

ほとんどの公務員試験において、この5科目は配点がとても高いです。

 

【専門試験】勉強スケジュール

  • 6月〜
    憲法民法行政法
    ミクロ→マクロ の順に同時スタート
  • 11月末まで
    憲法民法行政法・ミクロ・マクロ
    各2周を終えるように演習する
  • 12月〜
    政治学行政学・財政学をスタート
  • 1月末まで
    政治学行政学・財政学を各2周終える
  • 2月~ 
    労働法をスタート
  • 4~6月  
    全科目の総仕上げ

経験談夫はこのスケジュールで勉強して、「国家一般職、地方上級」では専門科目の合格ラインを超えられました。

 

ちなみに「民法」のボリュームは2科目分あるので、覚悟しておいてくださいね。

 

【専門試験】テキスト・問題集

基本的には予備校のテキスト・問題集でOKです。一応、市販のおすすめ参考書も紹介しておきますね。

 

  市販のおすすめ参考書
  • 憲法民法行政法
    ミクロ、マクロ、財政学、労働法
    「新スーパー過去問ゼミ」

  • 政治学行政学
    「新スーパー過去問ゼミ」
     「まるごとパスワード」

 

まるごとパスワードは、インプット用です。

基本事項がコンパクトにまとまっていて、空いた時間に効率よく暗記できます。

 

経験談「ミクロ・マクロ、政治学行政学、財政学」については、学内講座のテキスト・問題集では内容不足だったので、夫はスー過去とまるパスで勉強してました。

 

【専門試験】おすすめ勉強法

同じ問題集を解けるまで繰り返すだけでOKです。テキスト丸暗記は効率が悪いので、やめましょうね。

 

 

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勉強のコツは、問題集1周目は問題を解かずに解答・解説をいきなり読むことです。

 

2周目に解説を読んだとき、大事な部分がパッと見て理解できるようにマーカーや書き込みをしてください。

 

2周目以降は問題集を進めるスピードが格段に上がるはず。

 

問題集1冊を何周も解いて、完璧に覚えることがポイントですよ♪

 

\問題集を解いた回数/
憲 法 3周  民 法 5周
行政法 4周  ミクロ 4周
マクロ 4周  労働法 1周
政治学行政学、財政学 2周

 

憲法民法行政法」「ミクロ経済学マクロ経済学11月末までに2周するのがベスト。

 

政治学行政学・財政学」は1月末までに1周できるのが理想ですね

 

直前期では本番を意識した勉強をしてください。時間を測って「過去問500」を解くのがおすすめです。

 

【Step4-2】教養試験

「数的処理」「文章理解」から優先的に勉強しましょう。

この2科目は配点がかなり大きく、教養全体の6〜7割ほどを占めています。

 

「数的処理」「文章理解」でほぼ満点が取れれば、合格ラインに達することができますよ。

 

【教養試験】勉強スケジュール

  • 6月〜
    数的処理文章理解を勉強する
  • 1月〜

    人文科学(思想文学を除く)

    自然科学をスタート

  • 2月〜
    時事対策をスタート
  • 5月〜
    思想文学を詰め込む

 

経験談夫はこのスケジュールで勉強して、「国家一般職、地方上級」では教養科目の合格ラインを越えられました。

 

【教養試験】テキスト・問題集

教養試験も基本的には予備校のテキスト・問題集を使えばOKです。

一応、市販のおすすめ参考書も紹介しておきますね。

 

  市販のおすすめ参考書
  • 数的処理
    「畑中敦子のザ・ベストプラス」
     「新スーパー過去問ゼミ」

  • 文章理解
    「新スーパー過去問ゼミ」
     「システム英単語

  • 人文科学、自然科学
    「新スーパー過去問ゼミ

  • 時事対策

    「速攻の時事」
     「速攻の時事 トレーニング編」
    ※例年2月上旬に最新版が発売される 

  • 直前期の総仕上げ
    「過去問500」シリーズ

 

数的処理が苦手な方は、

 

「畑中敦子の数的推理の大革命」

「畑中敦子の判断推理の新兵器」

「畑中敦子の資料解釈の最前線」

 

から勉強して基礎固めするのがオススメ。

 

【教養試験】おすすめ勉強法

数的処理では1日10問などノルマを自分で決めて、できるだけ毎日問題に触れるようにしてください。

 

問題集1周目は解かずに解答・解説をいきなり読んで、解き方をとにかくインプットしてください。

 

文章理解は現代文、英文を1日1問ずつ解いていれば、自然と実力が身につきます。

 

英単語はシス単を使えば、毎日少しずつ語彙力がつくはず。

 

人文科学、自然科学は大学受験時に勉強した分野だけを復習しましょう。もし余裕があれば、その他の頻出テーマも勉強してください。

 

人文科学、自然科学は1分野あたり1問しか出題されないため、コスパが悪いです。あまり時間をかけすぎないように。

 

思想文学は短期的に頭に詰め込むだけで点数が取れるので、直前期に勉強してくださいね。

 

直前期には総仕上げのために時間を測って「過去問500」を解くのがオススメです。

 

【Step4-3】論文試験

新年が明けたら、論文試験の対策も始めていきましょう。

 

  年明けから始めるべき理由
  • 論文試験の配点が大きい自治体が多い
  • 力が身につくまで時間がかかる
  • 小論文が苦手な人でも合格できる力が付けられる

 

【失敗談】夫は4月から論文対策を始めるべきというネット情報を鵜呑みにしてしまい、準備が間に合いませんでした。

 

論理的に書くことが1番大切

論文試験における評価ポイントは次のとおりです。

 

  • 正確な知識や情報に基づいているか
  • 設問内容を正しく理解できているか
  • 論理的な文章が書けているか

 

魅力的な考えを書く力は求められていません。

 

論文対策を始めたばかりの頃は、「他の受験者とは差別化された内容を書こう」とついつい考えてしまいがちです。

 

 

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ありきたりな内容でも、設問に対して正確な知識に基づき論理的に書けていれば問題なし。

 

風変わりな考えを書くと逆効果になってしまう可能性が高いです。

 

論理的な文章を書くためには、次の構成を意識するのがオススメ。

 

  • 定義:問題のキーワードを定義づけ
  • 背景:問題の原因を分析して説明する
  • 問題提起:今後の悪い影響など
  • 解決策:根拠・理由を含めた解決法

 

このような「型」を意識して文章が書ければ、まとまりのある小論文が書けるはず。

 

【論文試験】おすすめ対策方法

STEP
書き方やテーマに関する知識のインプット
はじめは、とにかく小論文の基礎を学んでください。頻出テーマは20個ほどですので、各テーマの基礎知識や用語をどんどん覚えましょう。

小論文の基礎や書き方を学びたい

「〇〇〇〇」

 

頻出テーマの基礎知識を学びたい
「〇〇〇〇」

STEP
とにかく小論文を書いてみる
本文
STEP
自身で添削する/第三者に添削してもらう
本文

 

【Step4-4】面接試験

公務員試験では人物重視の傾向がますます強まっています。筆記試験よりも論文・面接の方が配点が高いことが多いので、十分に準備する必要があります。

 

直前期の4月に突入したら、全科目の総仕上げをしつつ同時に面接対策も始めましょう。

 

面接では「安心して一緒に働けそう」「周りの人と上手く付き合って、職務を果たしてくれそう」と面接官に思わせることが大切ですね。

 

【面接試験】おすすめ対策方法

STEP
面接試験の評価ポイントやマナーを知る

おすすめは「」

この一冊を読み込んで、面接の基本やマナーを頭に叩き込んでください。

STEP
自己分析をして面接カードを記入する
自己分析は第三者の視点から見て、客観的に自分がどんな人間なのか、加えてその根拠になるエピソードがあるかを考えることです。

自己分析は1番重要です。自己分析ができていないと、面接カードや本番の受け答えでうっかり一貫性がないことを言ってしまう恐れがあります。

 

もちろん面接官からすると減点ポイントですよね。

 

 

STEP
面接試験の一問一答集を作っておく

本番では大きく3種類の質問がとんでくるので、スムーズに答えられるように整理しておくの方がオススメ。

 公務員の面接では面接カードの内容に沿って進められることが多いため、本番での質問内容はある程度予測できます。

 

  • 面接カードの内容に関する質問
    →人柄や考え方を知るために深掘り
  • 職員としての適性に関するを質問
    →ストレス耐性やクレーム対応など
  • 勤務条件に関する質問
    →異動、転勤、休日出勤など

 

面接カー以外のこともめちゃくちゃ聞かれますよ。本番で聞かれやすい質問は事前に考えを整理しておきましょう。

 

 

 

STEP
自然体で話せるまで面接練習を繰り返す
面接に向けた準備はここまで。いよいよ本番を想定した面接練習に移りましょう。

ハローワークジョブカフェでも本番さながらの模擬面接が受けられます。

 

とにかく回数をこなせるように、早め早めに模擬面接の予約をとってください。油断してると、あっという間にライバルたちに予約を取られてしまいます。

 

「全然練習できなかった…」なんてことになりかねません。

 

練習でできないことは本番では絶対にできません。次のことはつねに意識して練習に臨んでください。

 

  • 質問に答えるときは、結論→理由の流れで話す
  • 「え〜っと・・」や「〜とか・・」などの言葉は使わない
  • 気持ち少し大きめな声でハキハキと話す
  • つねに面接官の顔をまっすぐ見る
  • 面接中は姿勢を崩さず、背筋をまっすぐに

 

以上のことができていないと一発アウトまではいきませんが、合格できない可能性が高まります。

 

 

【試験当日】準備や心構えについて

いよいよ本番ですね。この記事を読んで行動できていれば、きっと合格できる力がついているはずです。

 

前日までに下記のものを準備しておき、当日は受付時間の30分以上前に会場に着くように向かってください。

 

  当日の持ち物リスト
  • 受験票
  • 鉛筆、鉛筆削り、消しゴム
  • 腕時計
  • 現金、交通機関ICカードなど
  • 昼食、飲み物
  • 防寒具(ひざ掛け、カーディガンなど)

 

一次試験の服装は自由なので、普段から着慣れている服を着ていくといいでしょう。

 

 

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当日は「自分の答案に段ずれがないか」「会場や時間をまちがえていないか」よく確認してくださいね。

 

あなたの今後の人生に関わるとても大事な試験ですので、心を落ち着かせて解きましょう。

 

あなたならきっと合格できます。

 

まとめ

国家一般職と地方上級を志望する人向けに、公務員試験に合格するための4つの手順を解説してきました。

 

今回、解説してきた4つの手順は以下のとおり。

  1. 情報収集をする
  2. 予備校の講座を申し込み
  3. 戦略・計画を立てる
  4. 試験対策する

 

まずは「情報収集」が何よりも大切です。

人事院自治体のホームページを見てみたり、予備校の無料パンフレットを取り寄せてみてください。

 

今回は以上となります。